ECショップの返品理由で、色の次に多いのが**「思ったより小さかった(大きかった)」**。
商品ページにちゃんとサイズを書いてあるのに、届いた瞬間に「えっ、こんなサイズ?」ってなるお客さん、実はかなり多いんです。
「縦15cm×横10cm」と書いてあっても、読んでない人もいれば、読んでもピンとこない人もいる。人間って、数字よりも見た目の印象でサイズを判断してしまうんですよね。
そしてその「見た目の印象」を作っているのが、商品写真です。
なぜ白背景写真はサイズ感が伝わりにくいのか
ECの商品写真といえば白背景。楽天でもAmazonでもYahooでも、メイン画像は白背景がルールになっています。
でも白背景写真って、比較対象が何もないんですよね。
真っ白な空間にポンと商品だけが置いてある状態。お客さんはその写真を見て、なんとなく「このくらいのサイズかな」と想像する。でもその想像は、人によってバラバラです。
たとえばバッグの写真。白背景で撮ると、A4サイズのビジネスバッグもポーチサイズの小さなバッグも、写真上では同じような大きさに見えてしまいます。
これが「思ったより小さかった」の正体です。
スペック表記だけでは伝わらない理由
「いやいや、サイズはちゃんとページに書いてあるよ」——そう思いますよね。
でも正直なところ、数字を読んでサイズを正確にイメージできる人は少数派です。
「幅32cm×高さ24cm×マチ12cm」と書かれても、多くの人はこの数字を見て正確な大きさを頭の中で組み立てられません。定規を出してきて確認する人なんてほぼいないですよね。
結局、お客さんは写真の見た目でサイズを判断して、数字はなんとなく流し読みして、購入ボタンを押しています。
だからこそ、写真でサイズ感を伝える工夫が必要になってくるんです。
サイズ感を伝える4つの撮り方
① 手に持ったカットを入れる
一番シンプルで一番効果的な方法。人の手と一緒に写すだけで、サイズが一発で伝わります。
アクセサリー、スマホケース、財布、コスメ、小物——こうした商品は、手に持っている写真があるかないかで返品率が変わるレベルです。
手のサイズは人によって違いますが、「だいたいこのくらい」という感覚は伝わります。白背景で商品だけの写真と比べたら、情報量が段違いです。
② 日用品と並べて撮る
ペットボトル、ボールペン、スマートフォン、A4用紙——こういった誰もがサイズを知っているものと並べるだけで、サイズ感が直感的に伝わります。
特にサイズが売りの商品(コンパクトさ、大容量など)は、比較対象があることで「おっ、こんなに小さいんだ」「けっこう入りそう」という感覚を写真で伝えられます。
③ モデルが着用・使用しているカットを入れる
アパレルなら着用写真は必須。でもアパレル以外でも、人が使っているシーンを撮ることでサイズ感は格段に伝わります。
バッグなら肩にかけた写真、テーブルウェアならテーブルに置いた写真、インテリア雑貨なら部屋に飾った写真。人や空間と一緒に写ることで、お客さんは「自分の生活の中に置いたらこのくらいか」と想像できます。
④ 複数アングルで撮る
正面だけだと、奥行きやマチの厚みが伝わりません。正面・横・上からの最低3アングルがあると、立体的なサイズ感をイメージしやすくなります。
特にバッグや箱型の商品は、正面写真だけだと薄く見えたり、逆に分厚く見えたりします。横からの写真1枚で「あ、こんなに厚みがあるんだ」「けっこう薄型なんだ」と伝わります。
アパレルのサイズ感は特に難しい
アパレル商品のサイズ問題は、他のジャンルよりさらに深刻です。
同じ「Mサイズ」でも、ブランドによって実際のサイズはバラバラ。タイトなMサイズもあれば、ゆったりしたMサイズもあります。S/M/Lの表記だけでは、実際のフィット感は伝わりません。
アパレルでサイズ返品を減らすためのポイント:
- モデルの身長・体重を明記する — 「身長165cm / 着用サイズM」があるだけで、お客さんは自分と比較できる
- ゴーストマネキンで立体感を出す — 平置きよりも着た時のシルエットがイメージしやすい
- 着丈・身幅がわかるカットを撮る — 真横からの写真で身幅、正面で着丈の印象を伝える
- サイズ違いを並べて撮る — SとLを並べた写真があると、サイズ差が直感的にわかる
一番効果的なのは「同じモデルに全サイズ着せる」

実は返品率を一番下げられるのがこの方法です。同じモデルにS・M・Lを順番に着てもらって、それぞれ撮影する。
同じ体型の人が着ているから、お客さんは「自分に近い体型だとこのサイズ感か」と直感的にわかります。Mサイズでジャストなのか、ゆったりなのか。Sだとどのくらいタイトになるのか。写真を見れば一目瞭然です。
モデルの身長・体重を明記した上で全サイズの着用写真を並べると、お客さんは自分の体型と照らし合わせて「これだな」と自信を持って選べます。
手間はかかりますが、サイズ交換・返品が激減するので、結果的にはコスト削減になります。特にサイズ展開が多いブランドほど効果が大きいですよ。
「大きく見せたい」の誘惑に注意
撮影側としてやりがちなのが、商品を大きく立派に見せたくなること。
レンズの選び方やアングルによって、商品を実際より大きく見せることはできます。でもこれは返品の直接的な原因になります。
特にアクセサリーや小物で多いのが、マクロ的に寄って大きく撮りすぎるパターン。写真では迫力があっていいんですが、届いた実物を見て「ちっちゃ…」と感じてしまう。
見栄えと正確さのバランスは難しいですが、EC撮影においては正確さが優先です。キレイに撮ることと、大きく見せることは別の話なんですよね。
サイズで信頼を積み重ねる
「写真通りのサイズだった」「イメージ通りだった」——こうした体験の積み重ねが、ショップへの信頼につながります。
返品が減るだけじゃなく、レビューにも「写真通りでした!」と書いてもらえるようになる。それを見た次のお客さんも安心して買える。いい循環が生まれるんです。
白背景のメイン画像だけで勝負するのではなく、サブ画像にサイズ感が伝わるカットを1〜2枚入れる。たったこれだけで、サイズ起因の返品はかなり減らせます。
グリフォトのサイズ感を伝える撮影
グリフォトでは、ECの商品ページ全体を意識した撮影を提案しています。
- 白背景のメイン画像はもちろん対応
- 手持ち・比較カットでサイズ感を伝えるサブ画像
- ゴーストマネキン撮影でアパレルの立体的なシルエットを再現
- マルチアングル撮影で奥行き・厚みも伝える
「返品が多くてサイズを伝える写真を増やしたい」「どんなカットを撮ればいいかわからない」——そんなお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。18年のEC運営経験から、売れて返品されにくい写真構成をご提案します。
グリフォト 岐阜市のEC商品撮影専門スタジオ 1カット500円〜|白背景・ゴーストマネキン・ライフスタイルカット対応 お問い合わせ:https://greenhoto.com/


